3回生の山本です。ゼミ旅行3日目の午前中、私たちはテレビ朝日を訪問し、「はい!テレビ朝日です」のプロデューサー等を務めておられる上野敦史さんの案内で、テレビ朝日の局内を見学させていただきました。
まず、「報道ステーション」と「スーパーJチャンネル」のセットが置かれている4スタジオを見学させていただきました。「スーパーJチャンネル」のセットには2階がある等、テレビにはなかなか映ることのない細部にまでこだわっているのには感心しました。また、机に時間ごとの出演者が座る位置が印されていたり、「報道ステーション」のセットでは奥行きをもたせるために床を斜めにしていたり、別スタジオにある「モーニングバード」のセットの後ろには朝を感じさせる青空を映し出すホリゾントがある等、テレビの前の視聴者にどう見せるか、見せ方を考え工夫していることがわかりました。
次にサブコントロール室に案内していただきました。音響や照明、映像、テロップ等、映像に様々な効果をつけるサブを拝見して、テレビ番組は多くの要素が集まってできていることを改めて実感しました。
最後に報道フロアにて、お昼前のニュースの生放送を見学させていただきました。生放送は非常に緊張感があり、多くの中から選んだ情報を限られた時間で確実に伝えるという意志が感じられました。セットが机だけでグリーンバックになっており、CGでニュース映像等を映し出していることや、短い番組ではあるけれども、アナウンサーの方以外にスタジオにいる人数は5人程度と少ないことに衝撃を受けました。
今回、テレビ朝日を見学させていただいて、改めて私たちがテレビの画面を通して見ているものは、空間や時間など様々な制限のなかで作られているものであり、受け手である私たちが情報の送り手であるテレビ局の仕組みを知ることで、今まで以上にテレビで伝えられる情報を冷静にクリティカルに読み解けると実感しました。メディアについて学んでいる私たちにとって非常に勉強になる見学になりました。ありがとうございました。
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