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2015年12月27日日曜日

2015年度のゼミナール大会で優勝しました

3回生の川嶋です。

産業社会学部ゼミナール大会の予選が11月10日(火)から19日(木)までおこなわれました。

飯田ゼミからは、ライブ班(上田・鍵山・田中)「対バンライブにおける観客の経験 ―一体感はどのようにして生まれるのか」、だてマスク班(金円・榊原)「だてマスクについての研究 ―若者批判としてのだてマスク」、オタク班(杉山・谷・鶴間・藤森)「コスプレがもたらす人間関係の多層性 ―合わせコスプレの独自性を事例に」、コンテンツーリズム班(横田・橋本・野尻)「『けいおん!』聖地におけるファンの部活動 ―滋賀県豊郷小学校でのインタビュー調査を踏まえて」、音楽班(川嶋・北本・佐野・長尾・平井)「日本ではなぜCDが売れるのか ―インタビュー調査から見る同調性」の5グループに分かれて出場しました。

その結果、音楽班が12月5日(土)の決勝に進ませていただくことになりました。今年は産業社会学部の50周年記念イベントのプログラムに組み込まれていたこともあり、例年よりも多くの聴衆者がいらっしゃいました。そして音楽班はなんと、優勝という結果でした。



飯田先生のご指導は勿論、TAの板倉さんや同期生のゼミ内でのアドバイスのおかげで、この結果に繋がったと考えています。決勝前には昨年優勝された4回生の先輩にもアドバイスをいただき、本当に周りの方々に感謝しています。



現在は1月に学部長表彰に申請予定の論文を作成しているところです。私たち音楽班は発表の仕方が評価されたこともあり、今度は文章だけで内容を十分に伝えられるよう考慮しながら、論文を完成させようと考えています。

2014年11月2日日曜日

アニメ聖地巡礼のフィールドワーク(花咲くいろは/ぼんぼり祭り)

 こんにちは、3回生の青木です。

 10月11日(土)、4回生の桑山先輩のお誘いにより、3回生堀井さんと3人で石川県金沢市の湯涌で行われる「ぼんぼり祭り」に参加し、聖地巡礼のフィールドワークをおこないました。

 桑山先輩と堀井さんが研究テーマに掲げている「聖地巡礼」とは、映画やアニメ、漫画の舞台やモデルとなった土地を訪ねることです。今回私たちが聖地巡礼として訪れたのは、P.A.WORKSさんが制作されたアニメ『花咲くいろは』の舞台となった金沢市の湯涌です。

 『花咲くいろは』とは、借金をつくった恋人と夜逃げした母のもとを離れ、祖母が経営する喜翆荘で、仲居見習いとして働きながらお世話になることになった主人公・松前緒花が、様々な経験をしながら成長していく姿を描いた物語です。そして「ぼんぼり祭り」は、アニメ放送の最終回で主人公たちが参加するお祭りであり、これは本来、湯涌では行われていない架空のお祭りでした。しかし湯涌では、アニメをきっかけとして「ぼんぼり祭り」を本当に開催するという、予想外の動きがありました。これは非常に革新的で興味深い事例です。

 私たちは初めての参加ということで、前日に下見を兼ねて湯涌を訪ねました。まだ巡礼者がほとんどいなかったこともあり、とても落ち着きのある自然豊かなところで、アニメを知らずとも観光地として満足できるような空間を持っている、という印象を受けました。この日はアニメの風景と比較をしながら、旅館秀峰閣さん・湯涌稲荷神社・玉泉湖などを巡り、ありのままの湯涌を味わいました。




 ぼんぼり祭り当日。私がここで得た最も大きいものは、人とのつながりでした。湯涌に向かうバスの中で、翌週のゼミにゲストスピーカーとして来てくださる予定だった女装家のあしやまひろこさんと偶然お会いし、また、『花咲くいろは』を観て人生観が変わったという方などとも交流しました。そしてそのバスでの会話を聞いていた、と声をかけてくださった聖地巡礼研究をする大学生さん。橋の上で出会った、聖地巡礼犬として知られる柴犬ちょこちゃんと飼い主のかずさん。かずさんには、聖地巡礼の経験が豊富な方々を多く紹介していただき、非常にためになるお話を聴かせていただくことができました。

 快くインタビューに答えてくださったファンの方々もみな親切で、人の暖かさはもちろん、こうした聖地特有のコミュニティというものを強く感じました。こんなにも個性豊かな方々とつながりができたというのは、本当に予想外のことで、フィールドワークならではの財産です。

ぼんぼり祭りの参加形態もさまざまで、
  1. 物販開始時まで並んで、グッズを購入したら帰る
  2. ステージよりも祭りや聖地そのものを見ることを重視する
  3. アニメは知らないが声優のステージなどを見に行く
  4. コスプレをして練り歩く、写真撮影をする
  5. 何度も来ているので特に目的はないが、聖地巡礼関係の友人に会うために行く
  6. アニメや聖地のことは全くわからないが、近いので見に行く
などのパターンが、インタビュー等から見て取れたように思います。私が思っていたより様々な楽しみ方があるようです。

 今年は声優等のステージが金沢大学で行われていたため、夕方まではあまり人がいませんでした。インタビューを行いつつ屋台を満喫し、私たちはぼんぼり祭りの最後に行われる、のぞみ札のお焚き上げも見ることができました。アニメの情景がリアルに再現されるとともに儀式としての神聖な空気が醸し出されており、神秘的でした。




 インタビューの回答者で、とても心に残る一言をくださった方がいました。

「特に普段連絡を取り合うようなことはないけれど、毎年ぼんぼり祭りに来るとみんなに会えるので、同窓会のような気持ちで来ている。」

 現実のぼんぼり祭りは、ただのアニメの模倣ではなかったように私は感じています。アニメと関係なく一度来ればリピーターになるな、と納得するほどの地域が持つ本来の力と、ファンによって作られた独特のコミュニティが創り出した、すばらしいイベントでした!

2014年10月21日火曜日

【研究紹介18】SNSと自己演出(金治くん)

 3回生の金治です。
 私の研究テーマは「SNSと自己演出」です。先行研究ではTwitterの「個人にあった情報を集める特性の活用」といった内容はよく目にするのですが、追跡(フォロー)と被追跡機能からのユーザー同士の関係性とその影響の研究はあまり行われていないように感じます。「SNSは自身が他人にどう見られるかを演出するための装置」という前提からユーザーのSNSの活用事情を研究します。ぱっと思い浮かばないかもしれませんが例えば、友人に「自身をリア充として見てもらうため」に楽しげな写真をアップロードすることなどが挙げられます。Twitterならアカウント一つフォローすることでも、アカウントへの興味がフォロワーの自身に対するイメージが崩れてしまうと危惧しているユーザーもいるかもしれません。そういったSNSの「自分を他者にどう見てもらうのか」という自己演出事情を研究していきます。よろしくお願いいたします。

2014年10月20日月曜日

【研究紹介17】SNSとテレビ視聴(岩城さん)

 3回生の岩城です。
 私は視聴者同士が同じ放送コンテンツを観ながら、 Twitter や FacebookなどのSNSでリアルタイムに会話したり、体験を共有したりする”ソーシャルビューイング”について研究しようと考えています。かつてお茶の間で家族揃って談笑しながら観るのが一般的だったテレビですが、インターネットやワンセグの普及によってパーソナルな視聴スタイルへと変化し、そして昨今ではSNSを通じてみんなでテレビを観る時代へと突入しています。
 あなたもテレビを観る際、SNSを眺めながら、つぶやきながら視聴していることがありませんか?「バルス祭り」に参加したり、ワールドカップ開催時にゴールの喜びをSNS上で分かち合ったりした人は少なくないのではないでしょうか。
 SNSの登場により私達の視聴スタイルの変化はもちろん、テレビ番組の制作サイドから私達視聴者へのアプローチの仕方も変化・多様化したように感じます。そこで視聴者側の変化、そして制作側の変化の両側面を研究した上で、SNSとテレビ視聴の今後の可能性について探っていきたいと思っています。

2014年10月12日日曜日

【研究紹介16】インターネットに媒介された情報の信頼感に関する研究(渡辺くん)

 3回生の渡辺です。私は消費行動を軸に、インターネットの発達による情報への信頼感の変化を分析したいと考えています。食べ物や家電など、何をとってもネット上には口コミが蔓延しています。通販サイトのレビュー記事や、見知らぬ人のブログやSNSなどの多種多様な情報と、実際の友人や店員などの声を照らし合わせながらモノを買ったという経験は誰しもが有ることではないでしょうか。ネット発達以前、「マスコミ」と「対面的な口コミ」しか無かった時代と、現在との変化を探っていきたいと思います。


2014年10月8日水曜日

【研究紹介15】ポケモンを事例にしたメディアミックス研究(新鍋さん)

 3回生の新鍋です。私はポケモンについての研究をしていくつもりです。ポケモンは現在、子供から大人まで幅広い支持を得ています。私自信ポケモンはとても好きなのですが、何故大人からも支持を得ているのか疑問に思ったので、メディアミックスの観点から考察し、大人のファンを獲得している要因を明らかにしていきたいと思います。そして大人のポケモンの楽しみ方がどのようであるのかを考察していきます!


2014年10月7日火曜日

【研究紹介14】海賊党にみる政治とメディアの関係性(たくろーくん)

 3回生のたくろーです。

 私の研究テーマは、政治とメディアの関係性についてです。私は、メディアが発展し、様々な分野において社会的影響が見られるなかで、政治の分野にも影響していることに大きな興味を持ちました。政治とメディアの関係性というと、新聞などのジャーナリズムについて想起することができますが、私は近年に見ることのできる新しい動向について迫りたいと考えました。私の取り上げたい例は、「海賊党」という政党についてです。海賊党の「海賊」とはCDやDVDなどの海賊版から来ているのですが、この政党が掲げている液体民主主義というものに大変興味を持ちました。メディアの発達は、市民の行動範囲を拡大させるとともに、市民一人ひとりの発言力を増大させていると言えると考えます。私は海賊党という政党を例にとり、社会に対する影響と、その影響のポジティブ/ネガティブな側面について考察していきたいと考えています。ここまで読んでいただいてありがとうございました。メディア社会専攻3回生たくろーでした。

2014年8月28日木曜日

【研究報告13】メディアによって受け継がれるヤンキー像(藤井さん)

 3回生の藤井です。
 私の研究テーマは「メディアによって受け継がれるヤンキー像」です。
 現在、リーゼントをしている、特攻服を着ているといったコアなヤンキーを、日常生活のなかで目にすることはほとんどないと思います。しかし、映画やドラマ、漫画ではそのようなキャラクターが登場する作品は多く、シリーズ化や映画化されるなど、多くの人から支持を集めています。そして、ヤンキーがメディアに取り上げられることで、メディア的なヤンキー像が広がり、「いかにもヤンキー的なスタイル」が生き続けることになりました。
 この「ヤンキー的なスタイル」、つまり「ヤンキー風味」が現代人の心を掴んでいるのはなぜだろうか。また、ヤンキーではない人こそヤンキーメディアにハマりやすいのだろうか。人を惹きつけるような独自の魅力である「ヤンキー美学」について研究していきたいと思っています。

 

2014年8月12日火曜日

【研究紹介12】地域・聴衆と結びつく音楽フェス(山本さん)

 3回生の山本です。私は「地域・聴衆と結びつく音楽フェス」をテーマに個人研究をしようと考えています。以前から私は音楽やライブに行くことが好きだったので、そのようなテーマで研究したいと思っていましたが、「地方の2極化進む 成否を分けるのは『コンセプトの有無』」リアルサウンド)という記事を読んでから、音楽フェスと地域のつながりに興味を持つようになりました。音楽フェスの草分け的存在の「FUJI ROCK FESTIVAL」、年々動員数を増やしている「MONSTER baSH」、そして私がよく聴いているFM802の「MEET THE WORLD BEAT」を例にして、音楽フェスとそれが開催される地域との結びつきの必要性や現状を把握し、今後どのように発展していくのかを研究していきたいです。また、音楽フェスによる音楽の受け手の環境はどのように変化したのか、受け手が音楽フェスに求めるもの、目的とはどのようなものかについても研究していきたいです。これからよろしくお願い致します。


2014年3月7日金曜日

3回生の論文3篇が学部長表彰

 2013年度立命館大学父母教育後援会表彰制度(学部長表彰)公募論文の部に、3回生がグループ研究の成果をまとめた論文3篇を応募し、すべて教育賞に入賞しました。1年目のゼミとしては上々の成果ではないかと思います。

  • 「アニメ聖地巡礼」の現在 —石川県湯涌温泉の現地調査を通じて
  • ビデオゲームを媒介にしたプレイヤー間コミュニケーションの歴史
  • 外国人から見た日本人学生のネットリテラシー —Ustreamを使用した番組配信の実践

2013年12月17日火曜日

【研究紹介11】小説投稿サイト「小説家になろう」のサイト設計と、 そこで媒介されるUGCについての考察(植田くん)

 3回生の植田です。
 あなたはライトノベルが好きですか? 「大好きだ」という方は、必ず一度くらい「空気系」と呼ばれる作品を読んだことがあるのではないでしょうか。空気系とは、現実世界の学校で繰り広げられる、穏やかな日常を描いた作品群のことです。近頃こういった作品が非常に流行っていますよね。
 しかし、WEBの「小説家になろう」という小説投稿サイトでは、これとは全く別の「異世界転移もの」というジャンルが流行っています。そう呼ばれる作品の特徴は、「危険に満ちた異世界に転移させられた主人公が、そこで無類の強さを発揮し、異性にモテる」という筋書きを辿ることです。このストーリーの特徴を見ただけで、のんびりとした日常を描く「空気系」とは異質であることがよく分かると思います。
 いったいなぜこのサイトでは、「異世界転移もの」などという独特のジャンルが流行るのか。なぜこのサイトには、「空気系」のストーリーがあまり見られないのか。私はこの疑問を、「小説家になろう」というCGMで繰り広げられるユーザー間のコミュニケーションや、それによって生み出されるコンテンツのテキストを読み解きながら、分析していきたいと考えています。

2013年12月16日月曜日

【研究紹介10】テレビアニメとジェンダー(小田さん)

 3回生の小田です。私の研究テーマは「テレビアニメとジェンダー」です。普段何気なく見ているアニメの中で使われている表現や設定には、その時の社会が持つジェンダー観が反映されています。そこで私は1992年から放送され、世代を超えてヒットし社会現象となったアニメ『美少女戦士セーラームーン』に焦点を当てて、ジェンダーとの関係を研究します。戦闘における補助的な役割ではなく、自ら武器を取って戦う「美少女戦士物」というジャンルを生み出したこの作品の、原作とアニメの相違点、当時の時代背景や社会のジェンダー意識との関係を分析していきたいと思っています。

2013年12月4日水曜日

【研究紹介9】LINE疲れ(あおいさん)

 3回生のあおいです。
 私は、「LINE疲れ」というものを研究していくつもりです。
 LINE疲れというのは、LINEを使っている中で、例えば「既読がついているのに返事が来ない」と不安になったりストレスを感じてしまうことで、大学生の多くの人が気になったことがあるんじゃないかと思います。
 でも私はこういったコミュニケーションアプリは便利だし、楽しく使用していきたいです。研究を通して快適な使い方を見つけていきます!


2013年12月3日火曜日

【研究紹介8】ジブリとジェンダー(松葉さん)

 3回生の松葉です。
 私は、先日長編アニメーション制作からの引退を発表した宮崎駿さんが監督を務めたジブリ作品を研究対象の中心として、それらの作品をジェンダーの視点から研究していきたいと考えています。日本における歴代映画興行成績の上位三位を宮崎駿監督作品が占めている(『千と千尋の神隠し』、『ハウルの動く城』、『もののけ姫』)ことなどを踏まえ、研究対象を絞りました。
 このテーマを研究していくにあたって、宮崎駿さんがどのような作品に影響を受けてきたのか、どのような環境で育ってきたのか、また、自身の作品についてどのような見解を示しているのか、などを調べ、分析していこうと思っています。

2013年9月26日木曜日

【研究紹介7】すれちがい通信使用者の意識(相原くん)

 3回生の相原です。研究テーマは「すれちがい通信の利用者意識」についてです。近年、誰かの家に行ってゲームをするという形態は見られなくなってきています。ゲーム自体がオフラインからオンラインへと変化したことにより、わざわざゲームを持つ人の家に行く必要がなくなったことが理由に挙げられます。しかしその一方で携帯ゲーム機のすれちがい通信を利用する人が主要都市を中心に現在でも多数存在します。携帯ゲームでさえ自宅にいながら世界中の人とプレイできる現在でも、なぜこういった通信が利用されるかに疑問を抱きました。また、すれちがい通信の対象は本来、ゲーム機を持ち歩いている最中にたまたますれ違った人ですが、ユーザーの中にはすれちがい通信をするためだけに、すれちがい通信が盛んな場所に立ち止まる人もいます。しかもそのユーザー達はお互いの顔が見える位置にいる他人と今まさにゲーム内で交流しているにも関わらず、実際に現実世界で会話をしようとしません。ここでは向こうにいる相手の顔をお互いに覗きながら無言でゲームをプレイするという儀礼的無関心の関係が成り立っています。「すれ違う」ことはある意味でとても現代的なコミュニケーション方式なのかもしれないと興味深く感じ研究テーマにしました。

2013年9月12日木曜日

【研究紹介6】テレビとtwitter/Facebookの関係について(青木さん)

 3回生の青木です。
 あなたはテレビを観る際、一緒にSNSを眺めていませんか。テレビの内容をSNSに書き込んだり、SNS上で友達とテレビ内容について盛り上がったりしたことはありませんか。
 例えば金曜ロードショーで『天空の城ラピュタ』が放送された日、あなたは「バルス!」とつぶやきませんでしたか。もしくは、タイムラインに流れる「バルス!」を眺めて楽しんだりしていませんか。
 最近はtwitterやFacebookなどのソーシャルメディアを利用する人達が多くみられます。ソーシャルメディアの登場、そして普及によって、私たちの意識や行動、あるいは消費者という立場で、企業との関わり方が大きく変化してきています。その中で、マスメディアであるテレビはソーシャルメディア登場により、どのように変化したのか。また、私たち視聴者はテレビの視聴スタイルがどのように変化したのか。テレビと視聴者の関係はどのように変化したのか。
 上記について私は研究しています。

2013年9月11日水曜日

【研究紹介5】テレビゲーム『MOTHER』の言語分析(清水さん)

 飯田ゼミ3回生の清水です。
 皆さんは『MOTHER』というテレビゲームをご存じでしょうか?
 『MOTHER』は1989年に第一作目が発売され、以後17年かけてシリーズとして3作品が発売されています。
 コピーライターの糸井重里さんがゲームシナリオを担当されているRPGで、『ドラゴンクエスト』や『ファイナルファンタジー』を初め、西洋風でファンタジックな異世界が舞台になっていたりする一般的なRPGとは違い、日常的で、私たちにもなじみが深いような世界が舞台となっていて、主人公の武器が剣などではなくバットだったりと、独特の世界観を醸し出しているゲームです。
 この程度の説明では、ゲームをプレイしたことがある方しかイメージできないことなのですが、『MOTHER』を形作っている様々なユニーク要素の中でも、私はキャラクターの発する台詞、その会話、色々なシーンで流れるスキットなど、作品の中で使われている「言葉回し」に着目しました。言葉回しについて研究することで、その独特な空気感につながる要因などの考察をし、そしてそれがテレビゲームの中でどう位置付けられ、後続の作品やユーザーにどう影響を与えたのかについて検討する予定です。
 言葉については言語学的なアプローチになってしまいますが、メディア史・社会学的な研究も要する部分が多いので、文化的なメディア研究として深めていけたら、と思います。

2013年8月26日月曜日

【研究紹介4】検索エンジンによるコミュニケーションの変化(マツウラさん)

 3回生のマツウラです。わたしは「検索エンジンによるコミュニケーションの変化」について研究しようと考えています。現在、情報技術の発展により、社会には情報が溢れ返り、必要な情報の取捨選択が困難になることも多くあります。それを支援するべく登場したのが検索エンジンです。もともと情報の整理を担っていた検索エンジンが、社会のニーズを受けて発達を遂げるうちに、社会も急速な変化を遂げているのではないでしょうか。検索エンジンを、日常に溶け込み、様々な集合知を管理する、「管理者」と仮定することで、いかに私たちが検索エンジンに縛られているのかが窺えます。例えば、知りたいことがあれば誰もが「ググる」だろうし、SNSやクラウド上の自分の過去を遡るために検索エンジンを利用することも少なくありません。これらのように、「情報の管理者」をキーワードに、検索エンジンの登場と普及がいかに従来の人間のコミュニケーション様式を変化させたかを考察した上で、現状の把握と可能性の検討をしたいと考えています。

2013年8月25日日曜日

【研究紹介3】「アニメ聖地巡礼」の研究(桑山くん)

 飯田ゼミ三回生の桑山です。私の研究テーマは近年サブカル系で話題になりつつある、「アニメ聖地巡礼」です。具体的には、「アニメ聖地にどのように人を集めるか、その広報方法などについて」です。アニメ聖地で有名どころは『らき☆すた』の舞台、埼玉県鷲宮町です。何故、鷲宮町は観光客と地元民がWin-Winな関係を築けたのか。そこを重点的に調べれば私の研究目的に到達できるかもしれません。今のところ、実際に現地へのフィールドワークを計画しています。最近になり話題になっただけに先行研究はほとんどありませんが、だからこそやりがいのあるテーマです。サブカル系に興味のある方は是非飯田先生のゼミへお越しください。

2013年8月10日土曜日

【研究紹介2】子どものメディアリテラシー(安田さん)

 3回生の安田です。私の研究テーマは「子どものメディアリテラシー」についてです。インターネットやケータイ、スマートフォンの登場、普及によって人々のコミュニケーションの取り方は大きく変化してきました。現在では、小学生ですらこれらのメディアを使用していることも珍しくありません。このような社会において、ネットいじめの問題やネットを介して事件に巻き込まれるなど、子どもを取り巻く環境も変化してきました。これからの未来を担っていく子どもたちであるからこそ、ネットやスマートフォン等の先端メディアと付き合っていく術を身に付けることが必要であり、それは「メディアリテラシー」の教育を行うことで養うことができると考え、この研究テーマを設定するに至りました。具体的な研究としては、学校の教育現場で行われるメディアリテラシー教育と学校外でのメディアリテラシーに関する取り組みを研究対象とし、取り組みの報告書等の文献や、子どもへのインタビュー、可能なら実際にワークショップを行うなどし、両者の比較をするとともに、学校と学校外の取り組みをつなげる形での新たなメディアリテラシー教育というものについて考えることを目的としています。