2015年10月29日木曜日

【2015年ゼミ旅行7】 9/10(木)東海大学加島ゼミとの合同ゼミ

 3回生の田中です。
ゼミ旅行3日目の午後は東海大学 加島ゼミのみなさんと合同ゼミを行いました。
わたしたち飯田ゼミ3回生はグループごとに自己紹介を兼ねた研究紹介、それに対しての意見や質問などを加島ゼミの皆さんに頂きました。



 加島ゼミのみなさんには「町田×本屋×大学」と称した本屋を身体・空間・都市の三つの観点から見た研究を発表していただきました。私たちも合同ゼミに備えて複合型書店や現在の書店のかたちについて事前調査をしていたこともあり、その後の質疑応答でも活発な意見交換がみられました。



 研究をする上での学びも多くあり、その後、先ほどの発表を聴いた上でフィールドワークとして、グループに分かれて東京駅 kitte内にあるMARUNOUCHI READING STYLEや、品川駅構内にあるPAPER WALLなどの山手線沿線の書店巡りをしました。

 夜には月島のもんじゃ焼き屋さんに集合し、フィールドワークをした上でのグループ別発表を行いました。監視カメラの数を数えたグループ、客層に注目したグループ、土地に注目したグループと1日で様々な視点から本屋を考えることが出来ました。



 発表の後は打ち上げとして加島ゼミのみなさんともんじゃ焼きを食べました!
終わる頃には加島ゼミの皆さんとも仲良くなり、翌日の自由時間で一緒に浅草観光をした人もいたみたいです。


加島ゼミの皆さん、ありがとうございました!

2015年10月27日火曜日

【2015年ゼミ旅行6】 9/10(木) インフォバーン訪問



 3回生の金円です。私たちは、9月10日の午前中にゼミ合宿として、インフォバーンさんを訪問させていただきました。合宿も3日目でしたが、相変わらずの大雨の中、渋谷からてくてくと歩いて行きました。


 最初は、インフォバーンの会社沿革やWebを取り巻く環境の変遷などをお話していただきました。インフォバーンは、オウンドメディアやコンテンツマーケティングに強い会社であるということがわかりました。



 次に、CVOの小林さんから、「メディアの“いま”と“これから”」について講義して頂きました。インターネット黎明期から既に目をつけられていたということで、メディアの変遷と次のメディアを再考するということについて詳しく聞かせていただきました。メディアとは何であるかという問いに、私たちは「隣にあるもの」だったり「何かと何かを結びつけるもの」と答えましたが、どれも核心を突くものではなかったようで。小林さんはメディアを、影響力だと、粘着性を持った情報の集約だと教えて下さいました。
私が一番興味深いと感じたことは、サービス製品やモノ作りをメディア化する時代が来ているということです。


 小林さんの講義の次は、インフォバーンが行っている具体的な事例を紹介していただきました。クライアントとの密接なコミュニケーションで、オウンドメディアを作り上げていくことは、簡単ではないと思いましたが、すごく楽しそうな雰囲気でした。メディア事業の話では、ネイティブアドを利用したメディアの作成がとても魅力的に感じられました。普段読んでいる、または目にしたことがあるライフハッカーやギズモードが、実は記事形態の広告だと考えるととても面白いし、広告についての見方が変わってくると思います。


今回の訪問で、広告ということだけでなく、メディアやコンテンツについての知識と見解も深めることが出来たと思います。インフォバーンの皆様、訪問を受け入れていただき本当にありがとうございました。

2015年10月23日金曜日

【2015年ゼミ旅行5】 9/9(水) 電通訪問

飯田ゼミ3回生の北本隆雄です。
ゼミ旅行のレポート。今回は電通本社を訪問した時のものを報告します。

 ゼミ旅行の2日目、大雨が降る中で、電通本社がある汐留に到着しました。
本社の雰囲気は「とてもシンプル」という印象で、無駄なものを一切排除したような空間の作りでした。その中でジーパンにTシャツのような「ラフ」な印象の社員のみなさんが歩くという一般的な企業とは全く違うワークスタイルを、ゼミのみんなは、ほんの数分歩いただけで感じ取っていました。

 今回講師をしていただく電通の倉成英俊さんとクリーロバ ナージャさんに挨拶いただき、こちらも自己紹介を始めようとしたところで、お二人からの第一のお題が出ました。

■「自分を西洋人にするとしたら、どんな名前にする?」■




自己紹介代わりに、この答えを発表するというのです。
そこからゼミのみんなは、ウーンと頭をフル回転。

 15分後に始まったプレゼンテーションでは、笑いもあったり、考えさせられるものもあったりと、個性豊かな発表になりました。

■「目の前のお菓子を食べて、感想文を書いてください」■





 二つ目のお題でも、擬音語をたくさん使ってみたり、ポエム調に表現してみたりさまざまなプレゼンになりました。

 その二つのお題を通して常に倉成さんが口にされていたことは
「正しい答えなんて、ない。」
ということでした。

 電通で活躍される方は、いつも「正しい答えがない」仕事に挑戦をされているということ、
そして、それがまた、とても難しいことでありながら、とっても「ワクワク」するということを今回のお題を通して、身をもって知ることができました。

2015年10月22日木曜日

【2015年ゼミ旅行4】 9/9(水) 日本科学未来館訪問

こんにちは、3回生の榊原です。今年の夏に行われたゼミ旅行2日目(9月9日)の自由行動時間に、ゼミの3回生で日本科学未来館へ行ってきました。この日は台風18号の影響で東京は大雨となり、移動が大変でした。
この日は午後に株式会社電通の会社訪問も控えていたため、午前中のみの見学でした。日本科学未来館の常設展示には日本の最先端技術やこれからの私たちの生活について等様々な展示がされており、あまり科学に詳しくない私たちでも科学に興味を持てるような貴重な体験をしました。特に印象に残ったのは2050年の暮らしを考える展示です。実際に街をのぞき、2050年では、どのような科学技術に支えられて生活を送っているのかを知ることができます。科学技術のことを知るだけでなく、それをどのように生活と結びつけて考えるかという展示の仕方がとても勉強になりました。

(写真1 シンボル展示のGeo-Cosmos)


また、常設展示ではない企画展として、「ポケモン研究所~キミにもできる!新たな発見~」が開かれており、そちらにも行ってきました。              
この企画展は、自分が研究者の一員としてポケモンを調査することで、実際の科学研究と同じような過程を体験できるというイベントです。これには、日本を代表するコンテンツであり、子供から大人まで幅広い支持層を持つポケモンとなかなか親しみにくい科学研究を結びつけることで、少しとっつきにくいイメージのある科学研究をより親しみやすいものにしようとする狙いがあるそうです。実際に私たちもポケモン研究員となり、ポケモンの調査をしてきました。

イベントスペースの中に入ると一つモンスターボールが貰うことができ、その中にいるポケモンを考えるという内容で、会場内においてあるさまざまな調査機器を使ってポケモンを観察しました。具体的には、鳴き声や足跡、さらにはそのポケモンが覚えるワザ等を調査し、それらの情報をもとにどんなポケモンがモンスターボールに入っているかを考えます。体験する前は私たちの研究にあまり関係しないのではないかと思いましたが、得られた調査結果から何かを考えるという過程は科学研究だけでなく、私たちの研究にも通ずるところがあると感じました。






(写真2上 ポケモン研究所入口)
(写真2下 受け取ったモンスターボールの一種)


自分たちの研究に直接関係のあるものばかりではありませんでしたが、学ぶことの多い見学になりました。また機会があればゆっくり見学したいと思います。

2015年10月21日水曜日

【2015年ゼミ旅行3】 9/8(火) あしやまひろこさんとの夕食会

  3回生の谷です。私たちは、9月8日の夕食に、女装文化研究者のあしやまひろこさんを招いた夕食会をしました。あしやまひろこさんとは、私が所属するグループ研究のメンバーとフィールドワークのため、夏のコミックマーケットを訪れた際に、香りをテーマとした作品を出品しており、その際にご挨拶をしていたので、私個人としてはお会いするのは今回で二度目となりました。夕食会ではゼミ生皆にやさしく話しかけて下さり、また、私たちのために資料を用意して下さり、とても親切にしてくださいました。

  あしやまさんは夕食会の際、「女子高生のにおい」について話をしてくださり、これは夏のコミックマーケットでも販売されていたそうです。

以下は夕食会の写真になります。



2015年10月15日木曜日

【2015年ゼミ旅行2】9/8(火) 廣川淳哉さんによるゲスト講義

3回生の鍵山です。ゼミ合宿1日目の9月8日は、東京キャンパスに廣川淳哉さんに来ていただき、お話をしていただきました。廣川さんは『BRUTUS』『日経デザイン』『Pen』などの紙媒体で編集や執筆の仕事をされている一方で、最近では「オウンドメディア」と呼ばれる企業独自のウェブサイトの企画運営など、いろいろなことをされています。

 「編集」という仕事に興味はあるもののどういうものなのかがよくわかっていなかったのですが、どの情報を優先するか、写真にするかイラストにするか、などの枠組みをつくることが編集だとおっしゃっていました。また、そこにテーマに合わせたテキストを書いていくのがライターとしての仕事で、編集もライターも、どちらも全体像を理解しておくことが大切なのだと感じました。また、BRUTUSなど号によってさまざまなジャンルを特集するにあたって、自分の好きなものにつなげていくことでより楽しめるとおっしゃっていました。たとえば、車の特集+自分の好きなもの(コーヒー)=車でコーヒーを買いに行くコーナー、というふうにつなげていくそうです。
また、企業のホームページを作ったり宣伝をする際に、社員など内部の人だと知りすぎていて客観的に見られないこともあるそうです。外部の人に依頼することで一消費者としての視点を入れることも大切なのかなと思いました。

 他にも、車の歴史についての展覧会など、編集やライターとは異なる分野も手がけられていますが、これらの仕事に共通しているのは、イメージやコンセンプトを作っていくことだそうです。「編集者は編集をする」「ライターは文章を書く」というイメージをもっていたのですが、特定の分野だけでなくさまざまな仕事をされているのがとても印象に残りました。

2015年10月13日火曜日

【2015年ゼミ旅行1】9/8(火) 糸曽賢志さんによるゲスト講義

 3回生の橋本です。
9月8日(火)、2015年度飯田ゼミ旅行は、立命館大学東京キャンパスにて、糸曽賢志さんの講義からスタートしました。

糸曽賢志さんは、エンタテインメント作品の制作を手掛ける、株式会社KENJI STUDIOの代表取締役です。現在は、アニメーションや実写映像、ミュージッククリップ等の企画・演出・プロデュースなどを行う一方で、大阪成蹊大学や早稲田大学にて、教員として研究にも従事しておられます。


糸曽さんは、自分が関わってきた作品や生み出していった作品の話を、様々なエピソードと共にお話してくださいました。お話を聞いていて、とにかく思ったのは「なんてアクティブな方なんだろう!」というとこと。糸曽さん曰く、人間は二種類いて、じっくり考えてから行動する人と、考えるよりも先に行動する人がいるそう。糸曽さんは後者。どちらにもメリット・デメリットがあり、じっくり考えてから行動する人は、失敗することは少ないが、予想の範囲内で動くので大成功することも少ない。一方、考えるよりも先に行動する人は、失敗はかなり多いが、予想もしない大きな成功につながるとのこと。
 

 携わってこられた作品の話を聞くと、たくさんの成功を収められているように思いましたが、失敗談も山ほどあるとのこと。何か大きなことを成し遂げるには、多くの失敗はつきもので、それを恐れてはいけないのだなと思いました。

  また、現在のアニメの作り方の変化についてもお話していただきました。「手書きアニメがこの先は無くなってしまうかもしれない」という情報には、みんな驚きでした。普段、当たり前のように見ているアニメには、日々様々な技術的な変化が起きているのだなと感じました。


 軽快な口調で、様々なエピソードをお話してくださった糸曽さん。たくさん身になる話を聞かせて頂きました。ゼミ旅行スタートからとても濃厚な時間だったと思います。