2013年8月26日月曜日

【研究紹介4】検索エンジンによるコミュニケーションの変化(マツウラさん)

 3回生のマツウラです。わたしは「検索エンジンによるコミュニケーションの変化」について研究しようと考えています。現在、情報技術の発展により、社会には情報が溢れ返り、必要な情報の取捨選択が困難になることも多くあります。それを支援するべく登場したのが検索エンジンです。もともと情報の整理を担っていた検索エンジンが、社会のニーズを受けて発達を遂げるうちに、社会も急速な変化を遂げているのではないでしょうか。検索エンジンを、日常に溶け込み、様々な集合知を管理する、「管理者」と仮定することで、いかに私たちが検索エンジンに縛られているのかが窺えます。例えば、知りたいことがあれば誰もが「ググる」だろうし、SNSやクラウド上の自分の過去を遡るために検索エンジンを利用することも少なくありません。これらのように、「情報の管理者」をキーワードに、検索エンジンの登場と普及がいかに従来の人間のコミュニケーション様式を変化させたかを考察した上で、現状の把握と可能性の検討をしたいと考えています。

2013年8月25日日曜日

【研究紹介3】「アニメ聖地巡礼」の研究(桑山くん)

 飯田ゼミ三回生の桑山です。私の研究テーマは近年サブカル系で話題になりつつある、「アニメ聖地巡礼」です。具体的には、「アニメ聖地にどのように人を集めるか、その広報方法などについて」です。アニメ聖地で有名どころは『らき☆すた』の舞台、埼玉県鷲宮町です。何故、鷲宮町は観光客と地元民がWin-Winな関係を築けたのか。そこを重点的に調べれば私の研究目的に到達できるかもしれません。今のところ、実際に現地へのフィールドワークを計画しています。最近になり話題になっただけに先行研究はほとんどありませんが、だからこそやりがいのあるテーマです。サブカル系に興味のある方は是非飯田先生のゼミへお越しください。

2013年8月10日土曜日

【研究紹介2】子どものメディアリテラシー(安田さん)

 3回生の安田です。私の研究テーマは「子どものメディアリテラシー」についてです。インターネットやケータイ、スマートフォンの登場、普及によって人々のコミュニケーションの取り方は大きく変化してきました。現在では、小学生ですらこれらのメディアを使用していることも珍しくありません。このような社会において、ネットいじめの問題やネットを介して事件に巻き込まれるなど、子どもを取り巻く環境も変化してきました。これからの未来を担っていく子どもたちであるからこそ、ネットやスマートフォン等の先端メディアと付き合っていく術を身に付けることが必要であり、それは「メディアリテラシー」の教育を行うことで養うことができると考え、この研究テーマを設定するに至りました。具体的な研究としては、学校の教育現場で行われるメディアリテラシー教育と学校外でのメディアリテラシーに関する取り組みを研究対象とし、取り組みの報告書等の文献や、子どもへのインタビュー、可能なら実際にワークショップを行うなどし、両者の比較をするとともに、学校と学校外の取り組みをつなげる形での新たなメディアリテラシー教育というものについて考えることを目的としています。

2013年8月9日金曜日

9/3(火)〜6日(金)ゼミ旅行で東京へ

 メディア論や情報社会論は、現実の社会状況との結びつきが強い学問です。メディア企業の日々の営みに触れ、そのリアリティを獲得することは、メディア社会を理解するための大きな助けになると思います。
 そこで、東京の放送局、広告代理店といったメディア企業の現場を視察するとともに、広告制作者、映像製作者、出版関係者、IT起業家との懇談をおこない、メディア社会に関する理解を深めるとともに、参加者各自が、将来における目標、職業に対する意識を高めることを目的に、ゼミ旅行を計画しています。


主な訪問先:

 9月3日(火)
   13:00〜16:00ごろ 電通、アド・ミュージアム東京
   17:00〜19:00ごろ 立命館大学東京キャンパス
 9月4日(水)
   10:30〜15:00ごろ テレビ朝日
   19:30〜20:30ごろ ドワンゴクリエイティブスクール
 9月5日(木)
   11:00〜13:00ごろ ほぼ日刊イトイ新聞(東京糸井重里事務所)
   19:00〜22:00ごろ シェアードワークプレイス co-ba
 9月6日(金)
   15:30〜17:00ごろ A1ピクチャーズ


2013年8月7日水曜日

【研究紹介1】エスニックメディアの可能性(鈴木さん)

 3回生の鈴木です。私はエスニックメディアについて研究したいと考えています。エスニックメディアとはエスニックマイノリティを主に対象としたメディアのことで、その形態は様々ですが、有名なものとしては神戸の“FMわぃわぃ”が挙げられます。このエスニックメディアはエスニックマイノリティのためだけに機能するものではなく、マイノリティとマジョリティを繋ぐ役割も持っています。しかし、この異文化交流としての役割は活かされていないことが多く、閉じられたメディアになっていることが多いのが現状です。私はこの閉じられたエスニックメディアを開かれたメディアにしたいと考えています。そしてそうすることで、エスニックメディアを通して異文化間のコミュニケーションを促し、最終的には誰もが住みやすい多文化共生社会をつくりたいと考えています。