2015年10月21日水曜日

【2015年ゼミ旅行3】 9/8(火) あしやまひろこさんとの夕食会

  3回生の谷です。私たちは、9月8日の夕食に、女装文化研究者のあしやまひろこさんを招いた夕食会をしました。あしやまひろこさんとは、私が所属するグループ研究のメンバーとフィールドワークのため、夏のコミックマーケットを訪れた際に、香りをテーマとした作品を出品しており、その際にご挨拶をしていたので、私個人としてはお会いするのは今回で二度目となりました。夕食会ではゼミ生皆にやさしく話しかけて下さり、また、私たちのために資料を用意して下さり、とても親切にしてくださいました。

  あしやまさんは夕食会の際、「女子高生のにおい」について話をしてくださり、これは夏のコミックマーケットでも販売されていたそうです。

以下は夕食会の写真になります。



2015年10月15日木曜日

【2015年ゼミ旅行2】9/8(火) 廣川淳哉さんによるゲスト講義

3回生の鍵山です。ゼミ合宿1日目の9月8日は、東京キャンパスに廣川淳哉さんに来ていただき、お話をしていただきました。廣川さんは『BRUTUS』『日経デザイン』『Pen』などの紙媒体で編集や執筆の仕事をされている一方で、最近では「オウンドメディア」と呼ばれる企業独自のウェブサイトの企画運営など、いろいろなことをされています。

 「編集」という仕事に興味はあるもののどういうものなのかがよくわかっていなかったのですが、どの情報を優先するか、写真にするかイラストにするか、などの枠組みをつくることが編集だとおっしゃっていました。また、そこにテーマに合わせたテキストを書いていくのがライターとしての仕事で、編集もライターも、どちらも全体像を理解しておくことが大切なのだと感じました。また、BRUTUSなど号によってさまざまなジャンルを特集するにあたって、自分の好きなものにつなげていくことでより楽しめるとおっしゃっていました。たとえば、車の特集+自分の好きなもの(コーヒー)=車でコーヒーを買いに行くコーナー、というふうにつなげていくそうです。
また、企業のホームページを作ったり宣伝をする際に、社員など内部の人だと知りすぎていて客観的に見られないこともあるそうです。外部の人に依頼することで一消費者としての視点を入れることも大切なのかなと思いました。

 他にも、車の歴史についての展覧会など、編集やライターとは異なる分野も手がけられていますが、これらの仕事に共通しているのは、イメージやコンセンプトを作っていくことだそうです。「編集者は編集をする」「ライターは文章を書く」というイメージをもっていたのですが、特定の分野だけでなくさまざまな仕事をされているのがとても印象に残りました。

2015年10月13日火曜日

【2015年ゼミ旅行1】9/8(火) 糸曽賢志さんによるゲスト講義

 3回生の橋本です。
9月8日(火)、2015年度飯田ゼミ旅行は、立命館大学東京キャンパスにて、糸曽賢志さんの講義からスタートしました。

糸曽賢志さんは、エンタテインメント作品の制作を手掛ける、株式会社KENJI STUDIOの代表取締役です。現在は、アニメーションや実写映像、ミュージッククリップ等の企画・演出・プロデュースなどを行う一方で、大阪成蹊大学や早稲田大学にて、教員として研究にも従事しておられます。


糸曽さんは、自分が関わってきた作品や生み出していった作品の話を、様々なエピソードと共にお話してくださいました。お話を聞いていて、とにかく思ったのは「なんてアクティブな方なんだろう!」というとこと。糸曽さん曰く、人間は二種類いて、じっくり考えてから行動する人と、考えるよりも先に行動する人がいるそう。糸曽さんは後者。どちらにもメリット・デメリットがあり、じっくり考えてから行動する人は、失敗することは少ないが、予想の範囲内で動くので大成功することも少ない。一方、考えるよりも先に行動する人は、失敗はかなり多いが、予想もしない大きな成功につながるとのこと。
 

 携わってこられた作品の話を聞くと、たくさんの成功を収められているように思いましたが、失敗談も山ほどあるとのこと。何か大きなことを成し遂げるには、多くの失敗はつきもので、それを恐れてはいけないのだなと思いました。

  また、現在のアニメの作り方の変化についてもお話していただきました。「手書きアニメがこの先は無くなってしまうかもしれない」という情報には、みんな驚きでした。普段、当たり前のように見ているアニメには、日々様々な技術的な変化が起きているのだなと感じました。


 軽快な口調で、様々なエピソードをお話してくださった糸曽さん。たくさん身になる話を聞かせて頂きました。ゼミ旅行スタートからとても濃厚な時間だったと思います。

2015年6月26日金曜日

ゼミ募集関連情報

飯田ゼミの2016年度募集に関して、ガイダンスやオープンゼミナールの日程は次のとおりです。

【ガイダンス】
 7月8日(水)12:15〜12:55 以学館33号教室
 7月15日(水)12:15~12:55 以学館33号教室
※同内容です。

【個別面談】
 随時。当面は月~木曜。メールで申し込んでください。グループ面談も可。


【オープンゼミナール】
 7月1日(水)5限 以学館37号教室
 7月8日(水)5限 以学館37号教室
 7月15日(水)5限 以学館37号教室
※いずれも「専門演習」(3回生ゼミ)。予約不要。同時間帯に講義が入っていて参加できない人は、木曜5限の「卒業研究」(4回生ゼミ)を見学していただくこともできます。メールでご相談ください。

2015年4月12日日曜日

新年度のご挨拶


飯田です。遅ればせながら、新年度が明けました。

この春、飯田ゼミは1期生を送り出しました。学部長表彰制度においては、論文部門(卒業研究の部)で、「「アニメ聖地巡礼」を用いた地域活性化の行方 ―『花咲くいろは』と金沢市湯涌温泉を事例に」が優秀賞を受賞。また、「大学生のLINE疲れと既読機能の関係性 ―利用方法とLINE疲れに関するアンケート調査からみる原因と対策方法」と、「「検索」の社会学 ―「情報行動」から見た検索エンジン」の2本が教育賞を受賞することができました。

なお、3回生は論文部門(2回生以上の部)で、5名のゼミ生による共同研究「なぜ街に落書きするのか ―アメリカ村におけるグラフィティの現地調査を通じて」が教育賞を受賞。このグループは昨年12月のゼミナール大会で最優秀賞を受賞しました。

立命館に移ってから昨年度が初めての卒論指導で、まだまだ課題は残っていますが、相応の結果がついてきているので喜ばしく思っています。残念ながら受賞を逃した皆さんも、たいへんお疲れさまでした。

このブログの運営についても試行錯誤が続いており、今年度は立て直しを計りたいと思います。

今年度もよろしくお願い申し上げます。

2015年1月12日月曜日

【公開研究会】1/28(水)「ラジオ・アートの思想と実践」(於:京都・HAPSスタジオ)


1月28日(水)の夜、「京都メディアフォーラム(Phase II)」第17回例会として、ラジオ・アーティストの毛原大樹(けはら・ひろき)さんとともに、「ラジオ・アートの思想と実践」についてお話しします。立命館大学飯田豊ゼミと共催のイベントです。

毛原大樹さんは2005年から「自由ラジオ」や「ラジオ・アート」等の電波メディアに興味を持ち、現在は京都・東山のHAPSスタジオ(元新道小学校・音楽室)を拠点に、使われなくなってしまったアナログのラジオ受信機やテレビ受像機、ビデオデッキなどの古いメディアを活用した制作やワークショップを展開しています。また、全国各地で微弱電波を使った文化的な活動をおこない、話題性のある商店街振興策などを打ち出している気鋭のアーティスト。今年の2月には、京都芸術センターで開催される『映像芸術祭 "MOVING2015"』への出展が予定されています。

今回は、毛原さんのスタジオを会場として、微弱電波を用いたアナログの放送(=ミニラジオ)を実際に体験しながら、例会を進行します。ご自身の実践活動を紹介いただきながら、メディア技術史の知見も踏まえて、一見すると前時代的な道具を新しいメディアとして捉えるラジオ・アートの可能性を考えます。

マスメディアとしての放送は、常に受信と送信の立場が固定的で、送信する側に立つのは難しいのに対して、受信するのは極めて容易です。ミニラジオはその関係が完全に逆転しているという点で、マスメディアとしてのラジオに対する批評的な営みといえます。この例会もまた、話し手と聞き手の区別なく、ゆるく進めたいと思います。

テーマ:「ラジオ・アートの思想と実践」

話題提供:毛原大樹(ラジオ・アーティスト)、飯田豊(立命館大学産業社会学部准教授) 
日時:2014年1月28日(水)18:30〜20:00(18:00からスタジオ見学が可能です) 
会場:HAPSスタジオ(元新道小学校・音楽室) 
参加費:無料 
アクセス:京都府京都市東山区小松町130  
※ 建物入口が施錠されますので、18:45以降にお越しの方は、入口の貼り紙に記載された電話番号にご連絡ください。 
主催:京都メディアフィーラムⅡ、立命館大学飯田豊ゼミ

  



2014年11月2日日曜日

アニメ聖地巡礼のフィールドワーク(花咲くいろは/ぼんぼり祭り)

 こんにちは、3回生の青木です。

 10月11日(土)、4回生の桑山先輩のお誘いにより、3回生堀井さんと3人で石川県金沢市の湯涌で行われる「ぼんぼり祭り」に参加し、聖地巡礼のフィールドワークをおこないました。

 桑山先輩と堀井さんが研究テーマに掲げている「聖地巡礼」とは、映画やアニメ、漫画の舞台やモデルとなった土地を訪ねることです。今回私たちが聖地巡礼として訪れたのは、P.A.WORKSさんが制作されたアニメ『花咲くいろは』の舞台となった金沢市の湯涌です。

 『花咲くいろは』とは、借金をつくった恋人と夜逃げした母のもとを離れ、祖母が経営する喜翆荘で、仲居見習いとして働きながらお世話になることになった主人公・松前緒花が、様々な経験をしながら成長していく姿を描いた物語です。そして「ぼんぼり祭り」は、アニメ放送の最終回で主人公たちが参加するお祭りであり、これは本来、湯涌では行われていない架空のお祭りでした。しかし湯涌では、アニメをきっかけとして「ぼんぼり祭り」を本当に開催するという、予想外の動きがありました。これは非常に革新的で興味深い事例です。

 私たちは初めての参加ということで、前日に下見を兼ねて湯涌を訪ねました。まだ巡礼者がほとんどいなかったこともあり、とても落ち着きのある自然豊かなところで、アニメを知らずとも観光地として満足できるような空間を持っている、という印象を受けました。この日はアニメの風景と比較をしながら、旅館秀峰閣さん・湯涌稲荷神社・玉泉湖などを巡り、ありのままの湯涌を味わいました。




 ぼんぼり祭り当日。私がここで得た最も大きいものは、人とのつながりでした。湯涌に向かうバスの中で、翌週のゼミにゲストスピーカーとして来てくださる予定だった女装家のあしやまひろこさんと偶然お会いし、また、『花咲くいろは』を観て人生観が変わったという方などとも交流しました。そしてそのバスでの会話を聞いていた、と声をかけてくださった聖地巡礼研究をする大学生さん。橋の上で出会った、聖地巡礼犬として知られる柴犬ちょこちゃんと飼い主のかずさん。かずさんには、聖地巡礼の経験が豊富な方々を多く紹介していただき、非常にためになるお話を聴かせていただくことができました。

 快くインタビューに答えてくださったファンの方々もみな親切で、人の暖かさはもちろん、こうした聖地特有のコミュニティというものを強く感じました。こんなにも個性豊かな方々とつながりができたというのは、本当に予想外のことで、フィールドワークならではの財産です。

ぼんぼり祭りの参加形態もさまざまで、
  1. 物販開始時まで並んで、グッズを購入したら帰る
  2. ステージよりも祭りや聖地そのものを見ることを重視する
  3. アニメは知らないが声優のステージなどを見に行く
  4. コスプレをして練り歩く、写真撮影をする
  5. 何度も来ているので特に目的はないが、聖地巡礼関係の友人に会うために行く
  6. アニメや聖地のことは全くわからないが、近いので見に行く
などのパターンが、インタビュー等から見て取れたように思います。私が思っていたより様々な楽しみ方があるようです。

 今年は声優等のステージが金沢大学で行われていたため、夕方まではあまり人がいませんでした。インタビューを行いつつ屋台を満喫し、私たちはぼんぼり祭りの最後に行われる、のぞみ札のお焚き上げも見ることができました。アニメの情景がリアルに再現されるとともに儀式としての神聖な空気が醸し出されており、神秘的でした。




 インタビューの回答者で、とても心に残る一言をくださった方がいました。

「特に普段連絡を取り合うようなことはないけれど、毎年ぼんぼり祭りに来るとみんなに会えるので、同窓会のような気持ちで来ている。」

 現実のぼんぼり祭りは、ただのアニメの模倣ではなかったように私は感じています。アニメと関係なく一度来ればリピーターになるな、と納得するほどの地域が持つ本来の力と、ファンによって作られた独特のコミュニティが創り出した、すばらしいイベントでした!