2014年11月2日日曜日

アニメ聖地巡礼のフィールドワーク(花咲くいろは/ぼんぼり祭り)

 こんにちは、3回生の青木です。

 10月11日(土)、4回生の桑山先輩のお誘いにより、3回生堀井さんと3人で石川県金沢市の湯涌で行われる「ぼんぼり祭り」に参加し、聖地巡礼のフィールドワークをおこないました。

 桑山先輩と堀井さんが研究テーマに掲げている「聖地巡礼」とは、映画やアニメ、漫画の舞台やモデルとなった土地を訪ねることです。今回私たちが聖地巡礼として訪れたのは、P.A.WORKSさんが制作されたアニメ『花咲くいろは』の舞台となった金沢市の湯涌です。

 『花咲くいろは』とは、借金をつくった恋人と夜逃げした母のもとを離れ、祖母が経営する喜翆荘で、仲居見習いとして働きながらお世話になることになった主人公・松前緒花が、様々な経験をしながら成長していく姿を描いた物語です。そして「ぼんぼり祭り」は、アニメ放送の最終回で主人公たちが参加するお祭りであり、これは本来、湯涌では行われていない架空のお祭りでした。しかし湯涌では、アニメをきっかけとして「ぼんぼり祭り」を本当に開催するという、予想外の動きがありました。これは非常に革新的で興味深い事例です。

 私たちは初めての参加ということで、前日に下見を兼ねて湯涌を訪ねました。まだ巡礼者がほとんどいなかったこともあり、とても落ち着きのある自然豊かなところで、アニメを知らずとも観光地として満足できるような空間を持っている、という印象を受けました。この日はアニメの風景と比較をしながら、旅館秀峰閣さん・湯涌稲荷神社・玉泉湖などを巡り、ありのままの湯涌を味わいました。




 ぼんぼり祭り当日。私がここで得た最も大きいものは、人とのつながりでした。湯涌に向かうバスの中で、翌週のゼミにゲストスピーカーとして来てくださる予定だった女装家のあしやまひろこさんと偶然お会いし、また、『花咲くいろは』を観て人生観が変わったという方などとも交流しました。そしてそのバスでの会話を聞いていた、と声をかけてくださった聖地巡礼研究をする大学生さん。橋の上で出会った、聖地巡礼犬として知られる柴犬ちょこちゃんと飼い主のかずさん。かずさんには、聖地巡礼の経験が豊富な方々を多く紹介していただき、非常にためになるお話を聴かせていただくことができました。

 快くインタビューに答えてくださったファンの方々もみな親切で、人の暖かさはもちろん、こうした聖地特有のコミュニティというものを強く感じました。こんなにも個性豊かな方々とつながりができたというのは、本当に予想外のことで、フィールドワークならではの財産です。

ぼんぼり祭りの参加形態もさまざまで、
  1. 物販開始時まで並んで、グッズを購入したら帰る
  2. ステージよりも祭りや聖地そのものを見ることを重視する
  3. アニメは知らないが声優のステージなどを見に行く
  4. コスプレをして練り歩く、写真撮影をする
  5. 何度も来ているので特に目的はないが、聖地巡礼関係の友人に会うために行く
  6. アニメや聖地のことは全くわからないが、近いので見に行く
などのパターンが、インタビュー等から見て取れたように思います。私が思っていたより様々な楽しみ方があるようです。

 今年は声優等のステージが金沢大学で行われていたため、夕方まではあまり人がいませんでした。インタビューを行いつつ屋台を満喫し、私たちはぼんぼり祭りの最後に行われる、のぞみ札のお焚き上げも見ることができました。アニメの情景がリアルに再現されるとともに儀式としての神聖な空気が醸し出されており、神秘的でした。




 インタビューの回答者で、とても心に残る一言をくださった方がいました。

「特に普段連絡を取り合うようなことはないけれど、毎年ぼんぼり祭りに来るとみんなに会えるので、同窓会のような気持ちで来ている。」

 現実のぼんぼり祭りは、ただのアニメの模倣ではなかったように私は感じています。アニメと関係なく一度来ればリピーターになるな、と納得するほどの地域が持つ本来の力と、ファンによって作られた独特のコミュニティが創り出した、すばらしいイベントでした!

2014年10月21日火曜日

【研究紹介18】SNSと自己演出(金治くん)

 3回生の金治です。
 私の研究テーマは「SNSと自己演出」です。先行研究ではTwitterの「個人にあった情報を集める特性の活用」といった内容はよく目にするのですが、追跡(フォロー)と被追跡機能からのユーザー同士の関係性とその影響の研究はあまり行われていないように感じます。「SNSは自身が他人にどう見られるかを演出するための装置」という前提からユーザーのSNSの活用事情を研究します。ぱっと思い浮かばないかもしれませんが例えば、友人に「自身をリア充として見てもらうため」に楽しげな写真をアップロードすることなどが挙げられます。Twitterならアカウント一つフォローすることでも、アカウントへの興味がフォロワーの自身に対するイメージが崩れてしまうと危惧しているユーザーもいるかもしれません。そういったSNSの「自分を他者にどう見てもらうのか」という自己演出事情を研究していきます。よろしくお願いいたします。

2014年10月20日月曜日

【研究紹介17】SNSとテレビ視聴(岩城さん)

 3回生の岩城です。
 私は視聴者同士が同じ放送コンテンツを観ながら、 Twitter や FacebookなどのSNSでリアルタイムに会話したり、体験を共有したりする”ソーシャルビューイング”について研究しようと考えています。かつてお茶の間で家族揃って談笑しながら観るのが一般的だったテレビですが、インターネットやワンセグの普及によってパーソナルな視聴スタイルへと変化し、そして昨今ではSNSを通じてみんなでテレビを観る時代へと突入しています。
 あなたもテレビを観る際、SNSを眺めながら、つぶやきながら視聴していることがありませんか?「バルス祭り」に参加したり、ワールドカップ開催時にゴールの喜びをSNS上で分かち合ったりした人は少なくないのではないでしょうか。
 SNSの登場により私達の視聴スタイルの変化はもちろん、テレビ番組の制作サイドから私達視聴者へのアプローチの仕方も変化・多様化したように感じます。そこで視聴者側の変化、そして制作側の変化の両側面を研究した上で、SNSとテレビ視聴の今後の可能性について探っていきたいと思っています。

2014年10月14日火曜日

ゼミ募集関連情報

(1)クラス別ガイダンス

 10月15日(水)、16日(木)の昼休み、以学館44号教室にて実施します。

(2)個別面談 

 希望者は募集要項に記載のメールアドレスまでご連絡ください。 

(3)ぜみねっと

 10月14日(火)、15日(水)、16日(金)の全3日、参加します。

(4)ゼミ公開 

 10月9日(木)、16日(木)の5限、以学館37号教室にて実施します。


2014年10月12日日曜日

【研究紹介16】インターネットに媒介された情報の信頼感に関する研究(渡辺くん)

 3回生の渡辺です。私は消費行動を軸に、インターネットの発達による情報への信頼感の変化を分析したいと考えています。食べ物や家電など、何をとってもネット上には口コミが蔓延しています。通販サイトのレビュー記事や、見知らぬ人のブログやSNSなどの多種多様な情報と、実際の友人や店員などの声を照らし合わせながらモノを買ったという経験は誰しもが有ることではないでしょうか。ネット発達以前、「マスコミ」と「対面的な口コミ」しか無かった時代と、現在との変化を探っていきたいと思います。


【2014年度ゼミ旅行6】9/13(土)早川大地さん、糸曽賢志さんによるゲスト講義

 3回生の佐藤です。
 9月13日、ゼミ旅行最終日は立命館東京キャンパスで早川大地さん、糸曽賢志さんに講義をしていただきました。

 早川大地さんは音楽プロデューサーであり、東京エスムジカのリーダーです。Every Little Thingなど他アーティストへの楽曲提供もしつつ、現在はITと音楽を組み合わせたコンテンツをクリエイトしている株式会社バイラルワークス代表も務めています。
 糸曽賢志さんは株式会社KENJI STUDIOでアニメーション監督としてオリジナル作品の企画開発をするほか、実写映像、ミュージッククリップ等の企画・演出・制作・プロデュースも行っています。大阪成蹊大学芸術学部に教授として、早稲田大学大学院GITIには客員研究員としても籍を置き、映像技術における研究にも従事しています。


 早川さんはこれまで制作された曲のミュージックビデオをいくつか見せてくださりました。東京とバンコクをよく行き来されており、海外の目線から見た日本の文化についてや、グローバル社会の中で日本人はどう働いていくべきかということを教えてくださりました。また、現代社会においてIT×音楽というような2つ以上の領域を組み合わせた独自の領域を自ら持つことが大事だということでした。
 糸曽さんもこれまで描かれた漫画やアニメの紹介をしてくださり、中には誰もが知っている有名作品の絵もアシスタントで描かれていました。糸曽さんが監督である作品の数々は「カンヌ国際映画祭」にて紹介されたほか、国内外の映画祭で数々の賞を受賞され、高い評価を受けられています。近日公開予定である、監督作品の「サンタ・カンパニー」の制作背景なども話してくださりました。

 お二人の話は共通して、この先社会人になって働く私達にとって参考になるものも多かったです。普段では絶対に聞く聴くことの出来ないことばかりで興味深く、とても面白い講義でした。早川大地さん、糸曽賢志さん、貴重なお話をありがとうございました!

2014年10月11日土曜日

【2014年度ゼミ旅行5】9/12(金)電通訪問

 こんにちは。3回生の金治です。

 ゼミ旅行3日目の午後は電通本社を訪問しました。汐留駅を降りるとすぐ本社ビルが。でかい。案内図によるとこの辺り一帯が電通だというのですから驚きです。ゼミ生一行は「こんな会社で働いてみてぇ……」と呟きながら、このバベルの塔へと足を踏み入れたのでした。

 さて、レクチャーをしていただいたのが倉成英俊さん。倉成さんは去年のゼミ旅行でもお世話になった、とてもスマートな方です。倉成さんは会議室で資料を配ると、さっそく私たちに課題を与えました。

【問1】10文字以内で、自己紹介してください。(2分)

【問2】飯田ゼミ旅行のロゴを作りなさい。(5分)

【問3】このゼミ旅行に1つだけ付け加えると最高になる! ということを考えて、飯田先生にプレゼンしてください。(8分)


 15分という限られた時間で考えたアイデアを、いただいたいちごジュースも少々、私たちは想い想いに発表しました。課題には電通の若手社員さんも加わり、会議室は緊張と笑いの繰り返しでした。倉成さんは一人ひとりへのコメントとツッコミを終えると一言。

「これが電通の仕事です」

そう、今日のレクチャーは電通の業務を端的に表した講義だったのです。人を魅き付ける「ひっかかり」を個々のアイデアを持ち寄って考える。これが電通のお仕事なのですね。倉成さん、貴重な体験をさせていただきありがとうございました。


 電通本社ビルを出て、振り返ると相変わらずビルは大きく見えました。やっぱり「こんな会社で働けるのかな……」という言葉がゼミ生のあいだでちらほら。私たちは一抹の不安を胸に飯田先生が薦めてくれた「アド・ミュージアム東京」へと向かい、その後、メイドさんに会いに秋葉原へ行ったのでした。