テレビ朝日の見学では、午前と午後の2つのグループに分かれて見学をしました。ニュースルームや、スタジオのサブ内にあるスイッチャ―、「報道ステーション」や「スーパーJチャンネル」のセットを見学しました。「報道ステーション」や「スーパーJチャンネル」のセットは同じスタジオ内に存在し、出演者が座るイスとテーブルを移動させているということには驚かされたのと同時に、限られたスペースを有効に活用しているということを学びました。実際に見たセットは、視聴者がテレビ画面を通して観た時にどのように見えるのかを考えた上でさまざまな工夫が施してあるということを知りました。
午前グループは「ワイド!スクランブル」の生放送の見学も行い、生放送の緊張感を実際に肌で感じることができました。午後のグループはアナウンサー体験をし、「伝える」ということの難しさを実感することができました。
見学の最後には、テレビ朝日のメディア・リテラシーの取り組みに関する質問にも答えていただきました。そこでは、「出前授業」などを通して数多くの社員が一般の視聴者と関わることで、視聴者が一方的に学ぶだけでなく、放送に携わる側の社員も教わる、「協働」的な活動がなされていることを知ることができました。
今回、送り手の現場を見学したことで、普段私たちがテレビ画面を通して見ていたのは、「放送」というもののほんの一部分でしかなかったことを痛感させられました。よって、これまでとは異なる角度からもテレビを観るという力を養うに至りました。メディアを学ぶ者として制作側について学ぶ貴重な機会であり、これからの研究にも活きる学びを得ることができた実りある見学となりました。
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